もっとはやく出会いたかった…-横浜郵船ビル-

私は千葉県民だが、結構な頻度で横浜へ出かける。
シンプルに横浜という場所が好き。

中学校の校外学習も横浜だった。
中華街・山下公園・コスモワールド、ランドマークタワー…と、巡った場所は今でも覚えている。
この時、初めて「シーバス」にも乗った。この時の感動ったらない。
とにかくきゃっきゃきゃっきゃと写真を撮ってはしゃいでいた。

16歳、初デートも横浜だった。
その次の人との初デートも横浜だった。

お付き合いを始めた人との初デートは「横浜」と、無意識にそうなっていた。

だって、楽しくてロマンチックな場所が多いから。
好きな人とは一番好きな場所へ一緒に行きたい。

女の子と出かけるときも私の中のジェントルスイッチが入るので、夜景の綺麗な場所やカフェなどを事前に調べてお出かけもした。

今考えると「横浜巡り」というものに対して全体的に浅い。
テンプレすぎる。恥ずかしい…。

この時の私は「歴史を巡る・辿る」など、そんな事を考えた事も無かった。

そして、東京都江東区にある旧岩崎邸をきっかけに「建物、洋館」という存在を知り、どっぷりハマっていった。
すると、今まで大好きな街ランキング1位の横浜に対しての見方もどんどん変わっていったのだ。

まだまだ横浜は私の心を掴んで離さない絶大な魅力に包まれている…。

前置きがだいぶ長くなってしまったが、現在、(自称)横浜好きとして2周目に突入している私が先日足を運んだ場所について話をしたい。

その日は、中華街に突如として現れた「なぜそこに感」強めなパンケーキ屋さんで朝ごはんを食べた。

夕方の予定まで時間があった私は どこかまだ見ぬ素敵な建物は隠れていねえがあああ、とスマホで検索をしまくっていた。グーグルマップで見ると近くに博物館マークがあり、HPへ飛んでみると何度も行ったことがある氷川丸の写真があった。隣に映る「日本郵船歴史博物館」には行った事がなかった&企画展の内容も面白そうだったのですぐに向かう事にした。

歩いて7分ほど…裏側から来てしまった事に気付き、このままだと理想の対面が出来ない!と思いすぐに正面から見れるであろう反対側へと急いだ。極力視界に入らない様に移動をする。

正面に来た私はとても感動してしまった。
これは良い、良すぎる。

迫力もある。柱の装飾も素晴らしい。
静かなる重厚感…。

人で例えるなら寡黙な男性のよう。

View this post on Instagram

【洋館めぐりの記録】日本郵船歴史博物館神奈川横浜市中区海岸通3-9 ■19369月(昭和11年)設計 和田順顕入館料 400 公式サイトにクーポン有休館日 月曜日 (日本郵船歴史博物館、氷川丸の両施設セット券500円) #日本郵船歴史博物館 #横浜郵船ビル #神奈川県 #横浜市 # #博物館 #和田順顕 #1936 #コリント式 #モザイクタイル #建物 #建築 #建物探訪 #コラージュ #写真好きな人と繋がりたい #ファインダー越しの私の世界 #近代建築 #洋館 #ipadpro #applepencil #iphonex #ipad芸人 #タテモノジョシ

ひかる/建物◻︎正方形◻︎レポートさん(@hikarudon12)がシェアした投稿 –

建物前を横切るタクシーも写真を撮った時に「シュッ」となれば、あら不思議…ロールスロイスに見えてくる。

外観で心をガシっと掴まれた私は、あらゆる角度から写真を撮った。
下から見上げるコリント式の柱はまるで絵画のよう。葉アザミの陰影さえ美しい。

館内は、解放感があり空間全体を見渡す事ができる。
6mある天井には鎖が特徴的な照明があり、その周りの天井飾り・梁の装飾との灯りのバランスが絶妙だった。
床のタイルの淡い色合いがまた可愛らしい。
ところどころにある船っぽいモチーフを探したり、館内出入口にも発見が多い。

明るすぎない館内はとても居心地が良かった。

ぱっと見、展示はそんなに多くは無いのかな…と思っていたらところがどっこい。
内容が濃い。そして何よりわかりやすい。映像も多い。

近代日本海運の歴史、文化。
岩崎彌太郎を取り巻く人間模様…国内外の定期航路を開こうとした三菱商会の前に立ちはだかる壁…戦時中、豪華客船から戦艦へ…と、船の歴史で辿る様々な人間ドラマを見て、学ぶ事ができる。

企画展の【図案家たちの足跡】では日本郵船が戦前、力を入れていた「広告」が展示されている。レトロ好きにはたまらないポスターやカレンダーのデザインの数々。あの頃にしか出せない風合い、色、雰囲気、温度がそこにはあった。

良い時期に知れて良かったなあ、と大満足な企画展だった。

(現在開催中。2018年10月28日(日)まで)

外観、博物館の展示内共にとても満足度がある。

「浪漫」を感じる空間だった。

博物館の後に行く氷川丸はもっと違った見方ができて、細部も大事に見るだろうなあ。

当時、ただのデートスポットだと思っていた自分にこの流れを教えてあげたい…なんてことを思った。